むくみのメカニズム

むくみのメカニズム

 

「血液」は心臓から送り出され、動脈を通じて末端の毛細血管まで運ばれ、静脈を通じて再び心臓に戻っていきます。
心臓から遠い足に運ばれた血液は重力に逆らって心臓に戻る必要があり、「ふくらはぎ」の筋肉がポンプのように血液を送り返す役割を担ってくれています。
この働きにトラブルが起こると血液が足にたまり、足のむくみを引き起こしてしまうのです。
男性よりも筋肉量の少ない女性にむくみが起きやすい傾向があるのもそのためです。

 

 

むくみのタイプ

 

同じように血液がたまるといっても、その原因はさまざまです。
慢性的に長期間症状が続く場合には病的な要因も考えられますので、できるだけ早く医師に診てもらうことをおすすめします。
一過性のむくみとしては「生活習慣」の影響が大きく見られます。

 

 

むくみの症状ケアに

 

「生活習慣」に起因しておこるため、上の表で自身にあてはまるものがあればそれをまずは改善・対策していきましょう。
具体的な方法についていくつかご紹介します。

 

 

〇長時間同じ姿勢・座りっぱなしの人

 

むくみのケアは夜寝る前にだけ行うよりも、血液をどんどんためこんでしまう前にこまめに流してあげるほうが効果的です。
1時間ごとに休憩で立ち歩いたり、座りながらでも、足首を上下に動かすなど、ふくらはぎの筋肉を動かすことでむくみをため込まず、夜のケアも楽になります。

 

 

立ち仕事・外回りの人

 

立ち仕事や外回りでよくふくらはぎを使っているはずなのに、それでもむくんでしまうという人は、姿勢が前重心になりがちのためリンパの流れが悪くなっている可能性があります。
筋肉を部分的によく使うことで血管を圧迫してしまい、血流が悪くなってしまうからです。
「かかと」に重心を置いて歩くことで姿勢がよくなり、改善されます。

 

 

水分はバランスよく

 

むくみを予防するために水分を控えているという人も多いでしょう。しかし、水分を控えすぎるとかえって身体が水分を必要とし、ためこむようになってしまいます。
バランスよく丁度いい水分量が理想です。

 

 

コーヒー・お茶はNG

 

コーヒーやお茶にふくまれるカフェインは利尿作用があるため、必要以上に水分をカラダの外に排出してしまいます。
また、ジュースや炭酸飲料など糖分の多い飲料もカラダの水分を多く奪うため、水分補給にはおすすめできません。