健康に良いウォーキングとは

 

 

ウォーキングの効果

 

健康維持や生活習慣病の予防によいと言われるウォーキングは、有酸素運動をすることで脂肪を燃焼し、代謝がよくなることで血糖値や血圧の状態の改善、心肺機能の改善にも効果があります。
また、歩くことで骨に荷重がかかり、骨の強度が増すため骨粗しょう症の予防になったり、脳の活性化が促されることで認知症にもよいといわれています。
さらに、快感ホルモンや幸せホルモンの分泌が促されることで、プラスの感情や活力が上昇するという効果もあると言われています。

 

 

健康によい効果的なウォーキング方法

 

健康によいといわれるウォーキングですが、「歩きすぎ」はかえってカラダに害となり、「効果のないウォーキング」では効果も得られません。
健康寿命を延ばすためのウォーキングは、「1日8000歩、中強度の歩行20分」が適切とされています。中強度の運動とは、うっすら汗ばみ息が弾むくらいのペースで大股でしっかり歩く程度の歩行をいいます。

 

 

 

 

 

歩けばいいわけではない

 

以前は、たくさん・ハードに歩くほど健康によいという誤ったイメージが定着していました。
しかし、すでに健康に悩みをかかえウォーキングをはじめようという人には血行が快調とはいえない人も多く、長時間行ったり、1日1万歩を超えるようなウォーキングを目指して歩行すると、流れにくくなった血管にいっきにたくさんの血流が心臓から送られ、血管がさらにつまりやすくなる危険性があります。
なんとか会話ができる程度の早歩きで、楽しく毎日負担なく続けられるウォーキングが理想です。
疲れなど、体調不良や悪天候のときには無理せず休むことも大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

不老長寿といえば夢のような話ですが、人には「長寿遺伝子」という長生きするための遺伝子が備わっていることを知っていますか?
これまで、長寿遺伝子はだれもが持っている遺伝子にもかかわらず、普段は眠っている状態にあってその活性法について解明されていませんでした。
しかし、2012年に研究の結果「1日20分程度の中強度の運動を2カ月続けることで、長寿遺伝子のスイッチが入る」ことが証明されたのです。
ちょうど、理想的なウォーキングによる運動量と同じであることがわかります。

 

長寿遺伝子は活性化のスイッチが入っても、再び2カ月程運動をしないまま休むんでしまうと元の眠った状態に戻ってしまいます。
ぜひ、ウォーキングを日々続けることを目指してみてください。
もちろん続けることは大切ですが、天候が悪い日や疲れているときなど、調子が悪い日にはお休みしながら、週4-5日を目標に、長く楽しみながら続けてみてくださいね。